エロールスペンスジュニアはプロに転向する前、アマチュアの選手として活躍。2012年のロンドン五輪ではアメリカを代表し、出場しています。プロに転向してからも負けが無く、非常に評価の高い選手です。
PFPランキングにも入る事から分かるように。実力も認められています。【リング誌】のPFP最新ランキング(2020年11月)を見ると、5位に付けています。
ショーンポーター戦では強烈なフックでダウンを奪ったのが印象的でしたね。あの角度からパンチを打つのはあまり見た事がない。
強烈なパンチを貰っても、ガンガン攻めるスタイルですよね。マイキーとの戦いではマイキーの心を折っていたようにも感じました。離れても近くても相手を捌く能力に長けている選手だという印象です。そしてスタミナが無尽蔵。
エロールスペンスが初めて知ったボクサーはモハメドアリ
...
スペンスは1990年3月3日にアメリカニューヨーク州ロングアイランドという所で誕生しています。彼は2歳の頃にロングアイランドからテキサスに移り住んだのですが、スポーツはサッカーを好んでプレイしていたようです。ですが高校2年生の頃にボクシングに切り替えたとの事。
スペンスがどのようにしてボクシングを始めたのかというと、父親にジムに連れていかれたというのがキッカケ。
詳しく説明すると、高校生の時に学校から帰宅して何も言われないままに父親と一緒に外出。どこに行くのか知らされないままに付いていき、そして到着するとボクシングジムだったという流れのようです。そして翌日からボクシングに熱中したスペンス。
スペンスの父親はボクシングをする息子を見守るために膨大の時間を費やしたと語っており、彼が正しいやり方で練習しているか気になっていたようです。ボクシングはスポーツと言えど、危険なスポーツです。一歩間違うと大事故に繋がりかねませんから、父親の行動は正しいでしょう。
そんな父親はモハメドアリに影響を受けた人物だそうで、よくラジオでアリの事を聞いていました。スペンスが初めて知ったボクシングのファイターはアリだそうですね。「アリが史上最高のファイターだ」と疑わない発言もしています。確かに思えばアリのスタイルを参考にしているような...?
2009年には全米ゴールデングローブを獲得などし、2012年にはロンドン五輪にも出場しています。準々決勝で敗退してからプロに転向していますが、アマでの実績もありますし、実力は申し分ない。
とは言え、あまり華やかな印象が無いですよね。というのも、彼は元々無口な性格の為に、スター性がないと言われる事もあったようです。アメリカという地でスターになるためには、ストーリー性も多少なりとも必要ですし、トーク力も必要だと感じます。
スペンスはどちらかと言うと、日本人向けのファイターでしょうか?
ロンドン五輪敗退時の映像
クロフォードが戦ったケル・ブルックを粉砕した試合(2017年5月27日)
引用元:『youtube(This Is Boxing Productions)』
コメント