ロイジョーンズジュニアがボクシングを始めたキッカケは父親が影響しています。元々軍人だった父親はかなりのスパルタ教育だったので紹介していきます。
※ロイジョーンズジュニア=ジュニア
※父親=シニア
ロイジョーンズは父親の影響でボクシングを始める。
ロイジョーンズジュニアは1969年1月16日にフロリダ州ペンサコーラで誕生しました。父親『シニア』は元々プロボクサーとして活動していて、その事からジュニアは自然とボクシングに関わるようになります。
シニアはロイのアシスタントトレーナーであり、『ロイ・ジョーンズ・ジュニア・ボクシング・プロモーション』の主宰者でもあります。
ボクシングを始めた年齢は6歳の頃だと言われていて、かなりのハードワークを課されていました。ジュニア曰く、父親と一緒にボクシングの試合ビデオ『モハメド・アリvsジョー・フレジャー』の試合を10歳に観て、ボクシングに熱が入るようになったんだとか。
そのビデオを見るまでに数年間トレーニングを積んでいた事もあり、ロイは自分の才能に確信していたと言っています。
...ところで。シニアの経歴が気になりますよね。
調べてみると、シニアは元々アメリカの軍人で、ベトナム戦争にも参加していた事が分かりました。軍では航空機のエンジニアとして活動していた事もあったようです。ですから、息子のジュニアに対しても人一倍厳しく接してきたのです。ジュニアに対しては軍の教官みたいだったとも言われています。
ジュニアは父親の指導に恐怖を覚えていて、毎日のように怒鳴られていたようです。怒鳴られたり、暴力を振るわれたりするのが当たり前の生活だったので、ロイは「気にしなくなった」と語っています。父親がロイの強靭なメンタルを作ったと言ってもいいでしょう。
ただ、「死ぬことの方が自分が生きていた人生よりも良かったかも」と語っているぐらいですから、奇跡的に生きたというフレーズが丁度いいかもしれませんね...
ですがシニアからしたら強い息子を育てたかったという一心だったのでしょう。自宅近くに作ったジムで毎日長時間の練習を積ませていたのですからね。頻繁にロイは泣いていたそうですから、近所で有名な親子だったんだとか。
ロイジョーンズジュニアは元々ウェイトトレーニングをしなかった。
シニアの練習にはこだわりがあり、それは”ウェイトトレーンングを一切しない”というもの。身体が持つバネとスピードを活用するため、ウェイトを取り入れなかったと言われています。ですからジュニアは自重トレー二ングで『腕立て伏せ、背筋、腹筋』ぐらいしかしていなかったと言われています。
THROWBACK THURSDAY: JONES MAKES HISTORY – JONES v RUIZ, MAR 1ST 2003 (thread)
Roy Jones Jr cemented his legacy as one of the all time greats by becoming the first former Middleweight to win a Heavyweight title, defeating WBA champion John Ruiz in Las Vegas#Boxing pic.twitter.com/YiWILjJDoE
— The Boxing Lowdown (@boxing_lowdown) April 25, 2019
ですが、ロイはプロとして活動している中でウェイトトレーニングをしている事を知ってる人は居るかと思います。そう、彼はウェイトをした時期は『ジョン・ルイス』戦(2003年)の時です。『マッキー・シルストーン(コーチ陣)』と関わってから、ウェイトを迫られたようです。
ジョンルイス戦では判定勝ちを収め、ヘビー級チャンピオンに輝いたのですが、その後は低迷。ヘビー級からライトヘビー級に落として試合をするなどしましたが、体重管理の難しさゆえに良い結果が出せなくなりました。
ヘビー級チャンピオンになったのはいいものの、その時の増量が後の選手生活に響いたという事です。ですから、当時のウェイトトレーニングによる体重の増加は長い目で見たら失敗したと言っていいかもしれませんね。何せ、半年で約9キロの増量をしていますからね・・・
やはり、無理に筋肉を付けて増量すべきでは無かったでしょう。
ロイジョーンズジュニアの父親は●欲をも我慢させた!
シニアは●スター●ーションさえ禁止。
ジュニアがボクシング時代を「父親の檻の中で過ごした」と言っているのはそのような事もあるからでしょう…
...さて、ジュニアが父親から指導されたトレーニングメニューを紹介しましょう。90年代前半の事です。午前中には5マイル走ってからのスクワット。そして昼食後にバスケットボールをプレイ。
...その後ジムに通い、
- 数ラウンドのウォーミングアップ(腕立て含む)
- スパーリング、サンドバッグ、ミット計12ラウンド
- スピードボール4ラウンド
- メディシンボール4ラウンド(ボールでどのようなトレーニングをしていたかは不明)
- 腹筋1200回
かなり漠然としたトレーニングメニューですが、情報がありませんので容赦願います。いやでも、見てわかるように腹筋の数が物凄いですよね。メディシンボールで腹筋をイジメてたとしたら、怪物です。ただ、重量級の選手ですからそれぐらいしないといけないのかもしれません。
ジュニアは朝食にフルーツを摂り、そして昼食には鶏を使ったサラダとパスタ、そして野菜をたっぷり摂っています。日常ではタンパク質を豊富に摂取していた事が分かっています。
とにかく、朝から晩まで練習の毎日だったのです。シニアの指導は本当につらかったでしょうが、ジュニア一人では世界チャンプになる事は出来なかったでしょうね...
まとめ。
今回はロイジョーンズジュニアがボクシングを始めたキッカケと、父親が課したメニューを紹介しました。まさか●スター●ーションさえ禁止しているとは思いもよらなかったですよね。ボクシングというスポーツがどれだけ過酷だという事が分かると思います。
現在プロボクサーだという人なら、その行為がどれだけ身体に影響を与えるか分かると思います。
コメント