アリボンバイエは猪木ボンバイエの原曲であり、プロレス技『ボマイェ』『キンシャサ』とも関わりがある。

レジェンド

今回は猪木ボンバイエのルーツとなるアリボンバイエの話です。

アリボンバイエは猪木ボンバイエの原曲!

貴方は猪木ボンバイエを知っていますか?当然知っている事でしょう。聞いた事が在ると思います。実はこの曲、モハメドアリが関係しているのです。いや、有名な話なので知っている人も多いかと思いますが、元々はアリの登場曲として使われていたのです。

引用元:『youtube(Records of the Wrestling World)』 

元々は「猪木!ボンバイエ!」ではなく、「アリ!ボンバイエ!」と合唱されていました。この曲が使われるようになったキッカケは、アリがジョージフォアマンを破った時(キンシャサの奇跡)までさかのぼるのですが、当時アフリカンのファンがアリに対し、「アリ!ボンバイエ!」と合唱し、それが元になって曲が作られたようです。

この試合はアリの応援が多く、それはアリがこんな事を言っていたからです。

 

「アフリカには自分のルーツがある。この地の全員が兄弟だ。我々は必ず勝つ!」

 

かなり深い歴史があるのですね~。

そしてその曲がどうして猪木さんの入場曲に使われてるのかと言うと、有力な説は猪木さんとアリが戦った後に猪木さん側の交渉を務めていた新間寿さんが「猪木の入場曲に使わしてくれないか?」と交渉し、プレゼントしてもらったという話です。

アリの方から猪木さんに曲を贈ったという人も居ますが、全ては謎に包まれています。猪木さんが詳細を話してくれれば全てがスッキリするのですが!

とにかく猪木さんとアリが戦ってからこの曲が使われるようになっています。二人は対戦後も交流があり、猪木さんの引退試合にも来日していますね~。アリが猪木さんを認めているという証拠でしょう。

なんてったって、あの試合が終わった後に、アリは「怖かった」と発言していたようですからね。まあ、猪木さんも同じ気持ちだったようですが。



ボンバイエの語源。

ボンバイエの意味って何なんだろう?そう思っている人は多いです。いや、私は聞き慣れていたから意味なんて全く気にしていなかったですが、考えると確かにそうですよね。(笑)

調べてみると、ボンバイエの語源は【リンガラ語(コンゴ民主共和国の言葉)であるboma ye(ボマイエ)】が語源になっている事が分かりました。

その意味は、「ヤツを殺せ」という意味のようです。ジョージフォアマン戦の時、皆そんな気持ちだったのですね~。怖い。それだけアリが地元民(キンシャサの人達)の心を掴んでいたという事なのでしょう。

 

プロレス技『ボマイェ』『キンシャサ』とも関わりがある。

あ、因みにプロレスラーの中邑真輔さんの必殺技である『ボマイェ』も猪木ボンバイエから取ったものだそうです。現在『ボマイェ』という技名はキンシャサという名に変わっています。というのも、権利の問題があったんだとか...

引用元:『youtube( Wrestling Fan Crew)』

まさか中邑真輔さんまでもが関わっているとは思いもしませんでした。(笑)

そんなことより、猪木さんとアリが戦っていた姿勢(一人が立っている状態で相手が寝ている状態)を指す事を『猪木アリ状態』とも言いますよね。

最近SNSにて猫同士の猪木アリ状態もみましたし、皆さん色々な使い方をしていらっしゃるのですね~。

 

「あー懐かしい」アントニオ猪木酒場が投稿した猪木アリ戦の画像はこちら!

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